平成20年保育士試験問題−児童福祉

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問題 1.

 次の文は、「児童憲章」の前文の一部である。( A )〜( C )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

児童は、( A )として尊ばれる。
児童は、( B )の一員として重んぜられる。
児童は、よい( C )のなかで育てられる。

【語群】
 ア 子ども  イ 家族  ウ 社会  エ 社会人  オ 環境  カ 人  キ 人間  ク 人類

(組み合わせ)
  A  B C
1 ア ウ オ
2 ア ク エ
3 エ ク ウ
4 カ ウ オ
5 キ イ オ

1   2   3   4   5  

問題 2.

 次の文は、「児童の権利に関する条約」の一部である。(   )にあてはまる記述として正しいものを一つ選びなさい。

 児童に関するすべての措置をとるに当たっては、公的若しくは私的な社会福祉施設、裁判所、行政当局又は立法機関のいずれによって行われるものであっても、(  )。

(「児童の権利に関する条約」第3条第1項)

1 父母の意向が主として考慮されるものとする
2 児童の意向が主として考慮されるものとする
3 代弁者としての親の意見が主として考慮されるものとする
4 児童の最善の利益が主として考慮されるものとする
5 父母の同意を得るものとする

1   2   3   4   5  

問題 3.

 次の文は、児童福祉の歴史に関する記述である。不適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

A 棄児禁止令、間引き禁止令は、既に江戸時代に公布された古い歴史を持つが、最初の児童虐待防止法、母子保護法の制定公布は、昭和時代に入ってからのことである。

B 大正時代初期に制定された恤救規則は、15歳以下の孤児を救済する制度が含まれていた。

C 子育て支援施策の基本的方向を示したいわゆるエンゼルプランは、高齢者福祉対策の基本的方向を示したゴールドプランよりも遅く策定された。

D 聖徳太子が四天王寺に設けた施薬、療病、悲田、敬田の四箇院のうち、敬田院を孤児、棄児の収容保護にあてた。これが今日の児童養護施設の原型である。

E 児童家庭支援センターは、児童福祉法によって定められている児童福祉施設のうち、最も新しい種類の児童福祉施設である。

(組み合わせ)
1 A B C
2 B D
3 B E
4 C D E
5 Dのみ

1   2   3   4   5  

問題 4.

 諸外国の近年の状況に関する以下の記述のうち、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 欧州の主要国では、育児休業制度はあまり制度化されていない。

B フランスでは、保育ママなどの家庭的保育が日本よりも普及している。

C 欧州の主要国では児童手当が制度化されているが、その水準は日本よりも著しく低いものとなっている。

D 欧州主要国の合計特殊出生率を見ると、そのほとんどが日本よりも低くなっている。

(組み合わせ)
  A  B  C  D
1 ○ ○ × ×
2 ○ × ○ ×
3 ○ × × ×
4 × ○ × ×
5 × × × ○

1   2   3   4   5  

問題 5.

 わが国の少子化に関する以下の記述のうち、適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

A ここ数年、合計特殊出生率は、1.00を下回っている。
B 少子化の要因の一つとして、晩婚化現象があげられる。
C 少子化による影響として、社会保障分野における現役世代の負担増大があげられる。
D 平成元年以降、死亡数が出生数を上回る人口減少社会となっている。

(組み合わせ)
1 A B
2 A C
3 A D
4 B C
5 C D

1   2   3   4   5  

問題 6.

 子育て支援施策に関する以下の記述のうち、正しいものを○、誤っているものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 平成15年に改正された児童福祉法において、市町村における子育て支援事業の実施が法定化された。

B 平成15年には、次世代育成支援対策について、基本理念を定めるとともに、国による行動計画策定指針の策定等を推進するために必要な措置を講ずる次世代育成支援対策推進法が制定された。

C 少子化対策プラスワンで示されている取組の一つに、「男性を含めた働き方の見直し」がある。

D いわゆるエンゼルプランは、専ら保育サービスの整備を取り上げたものであり、仕事と育児を両立させるための雇用環境の整備の必要性には触れていなかった。

(組み合わせ)
  A  B  C  D
1 ○ ○ ○ ×
2 ○ ○ × ×
3 ○ × ○ ○
4 × ○ × ○
5 × × ○ ×

1   2   3   4   5  

問題 7.

 次の文は、保育士登録に関する記述である。(   )にあてはまる語句として正しいものを一つ選びなさい。

「児童福祉法」第18条の18第1項
 保育士となる資格を有する者が保育士となるには、保育士登録簿に、氏名、生年月日その他厚生労働省令で定める事項の登録を受けなければならない。

「児童福祉法」第18条の18第3項
 (   )は、保育士の登録をしたときは、申請者に第1項に規定する事項を記載した保育士登録証を交付する。

1 厚生労働大臣
2 文部科学大臣
3 都道府県知事
4 市町村長
5 都道府県教育委員長

1   2   3   4   5  

問題 8.

 次の文は、要保護児童対策に関する解説文である。( A )〜( D )にあてはまる語句を、【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

 我が国では、( A )がいない、あるいは( A )による適切な監護が期待できない場合には、児童福祉施設への入所措置や里親委託等がなされている。
 里親とは、要保護児童を養育することを希望する者であって、( B )が適当と認めるものをいう。( B )は、認定をするにあたって、児童相談所の調査を基に児童福祉審議会の意見を聴くこととされている。
 平成18年度の「社会福祉行政業務報告」によれば、児童養護施設、乳児院に措置あるいは里親に委託されている児童は、全国で約( C )人いるが、里親委託されている児童はその10%にも満たない。こうした実態に対して、「少子化社会対策大綱に基づく重点施策の具体的実施計画について」(子ども・子育て応援プラン)では、この割合を( D )%にまで上げることを目標として掲げている。

【語群】
ア 大人  イ 保護者  ウ 母親  エ 内閣総理大臣
オ 厚生労働大臣  カ 都道府県知事  キ 5千
ク 3万6千  ケ 10万2千  コ 15  サ 30  シ 50

(組み合わせ)
  A B C D
1 ア エ キ シ
2 イ オ ク コ
3 イ カ ク コ
4 ウ カ ケ サ
5 シ オ キ シ

1   2   3   4   5  

問題 9.

 次の文は、児童虐待を発見した場合についての記述である。( A )〜( C )にあてはまる語句の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

児童虐待を受けたと思われる児童を発見した者は、速やかに、これを市町村、都道府県の設置する( A )若しくは児童相談所又は( B )を介して市町村、都道府県の設置する( A )若しくは児童相談所に( C ) 。

(組み合わせ)
     A        B          C
1 福祉事務所  児童委員   通告しなければならない
2 福祉事務所  児童委員   通告することができる
3 保健所     教育委員会 通告しなければならない
4 保健所     児童委員   通告することができる
5 福祉事務所  教育委員会 通告しなければならない

1   2   3   4   5  

問題 10.

 次の文は、保育所に関する「児童福祉法」第39条第1項の規定である。(  )にあてはまる語句として正しいものを一つ選びなさい。

 保育所は、日日保護者の委託を受けて、保育に欠けるその(  )を保育することを目的とする施設とする。

1 乳児
2 幼児
3 学童
4 乳児又は幼児
5 幼児又は学童

1   2   3   4   5  

問題 11.

 「児童福祉法」第27条第1項で定める知的障害児施設への措置権者として、正しいものを一つ選びなさい。

1 国
2 都道府県
3 市町村
4 知的障害児施設の長
5 保護者

1   2   3   4   5  

問題 12.

 次の文は、情緒障害児短期治療施設に関する記述である。( A )〜( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

 情緒障害児短期治療施設は、( A )を有する児童を、短期間、入所させ、又は保護者のもとから通わせて、その情緒障害を治し、あわせて( B )した者について相談その他の援助を行うことを目的とする施設である。児童福祉施設最低基準において、精神科又は小児科の診療に相当の経験を有する医師、( C )を担当する職員、児童指導員、保育士、看護師、栄養士及び調理員を置かねばならないとされている。

(組み合わせ)
     A         B      C
1 被虐待経験    通所  心理療法
2 軽度の情緒障害  退所  心理療法
3 軽度の情緒障害  自立  薬物療法
4 被虐待経験    自立  生活指導
5 重度の情緒障害  通所  生活指導

1   2   3   4   5  

問題 13.

 次の文は、児童自立支援施設に関する記述である。( A )〜( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

 児童自立支援施設は、( A )行為をなし、又はなすおそれのある児童及び家庭環境その他の環境上の理由により( B )等を要する児童を入所させ、又は保護者のもとから通わせて、個々の児童の状況に応じて必要な指導を行い、その自立を支援し、あわせて退所した者について相談その他の援助を行うことを目的とする施設である。児童の自立支援を行う( C )と、児童の生活支援を行う児童生活支援員のほか、栄養士や嘱託医などが配置されている。

(組み合わせ)
   A     B        C
1 犯罪  治療     児童指導員
2 不良  生活指導  児童自立支援専門員
3 犯罪  矯正児童  指導員
4 不良  治療児童  自立支援専門員
5 触法  生活指導  教護員

1   2   3   4   5  

問題 14.

 保育制度に関する以下の記述のうち、正しいものを○、誤っているものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 「児童福祉施設最低基準」において、保育所の保育士の数は、乳児おおむね3人につき1人以上とされている。

B いわゆる認定こども園の目的には、保護者に対する子育て支援の総合的な提供の推進をすることが含まれている。

C 保育士は、正当な理由がなく、その業務に関して知り得た人の秘密を漏らしてはならない。ただし、保育士でなくなったあとにおいては、その限りではない。

D 幼稚園が預かり保育を行う場合には、「児童福祉施設最低基準」を遵守しなければならない。

(組み合わせ)
  A  B  C  D
1 ○ ○ ○ ×
2 ○ ○ × ×
3 ○ × ○ ×
4 × × ○ ○
5 × × × ×

1   2   3   4   5  

問題 15.

 放課後児童健全育成事業に関する以下の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

1 授業の終了後に学校を利用して適切な遊び及び学習の場を与えることを目的としている。

2 事業の対象は、小学校に就学している10 歳未満の児童に限定されている。

3 事業実施箇所数は、利用する子どもが減っているため、減少傾向にある。

4 社会福祉法人は、この事業の実施主体となることができる。

5 事業実施にあたっては、「児童の遊びを指導する者」の資格を有する者が必ず配置されている。

1   2   3   4   5  

問題 16.

 健全育成施策に関する以下の記述のうち、正しいものを○、誤っているものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 児童遊園や児童館は、児童に健全な遊びを与えて、その健康を増進し、又は情操をゆたかにすることを目的とする児童厚生施設である。

B 児童手当は、家庭生活の安定に寄与するだけではなく、児童の健全な育成や資質の向上も目的としている。

C 家庭児童相談室は、すべての市町村に設置が義務付けられている。
D 社会保障審議会は、児童文化財の推薦とともに必要な勧告を行うことができる。

(組み合わせ)
  A  B  C  D
1 ○ ○ ○ ○
2 ○ ○ × ○
3 ○ × ○ ×
4 × × × ○
5 × × × ×

1   2   3   4   5  
問題 17〜20

    次の【事例】を読んで、問17〜20に答えなさい。

【事例】
 Kさん(18 歳)は、高校中退後、街中で声をかけられた男性と交際し、妊娠した。妊娠がわかった後、しばらくは男性と同棲していたが、遊び歩く男性とのけんかが絶えず、その男性と別れ、出産前から両親のいる実家で暮らすようになった。
 出産後も実家で生活し、出産半年後には、パートタイムで調理補助の仕事を始めるようになった。しかし、母親との仲がもともと良好ではなかったこともあり、同居後も子どもの養育について母親との口論が絶えず、結局、子どもが歳の誕生日を迎えた後、市内にアパートを借り、保育所を利用しながら、母子二人での生活をスタートさせることとなった。
 しかし、アパートで暮らすようになってしばらくすると、うつ状態となり、仕事も辞め、保育所への送迎もできなくなってしまった。妊娠時より市の保健師が家庭訪問を行っていたため、アパート内の状況はすぐに確認できる状態であった。Kさんは、カーテンを閉め切りにしていたり、洗濯をほとんどしていなかったりするなど、衛生面で管理が行き届かず、またイライラ感が募って、泣いている子どもに対して厳しく怒鳴りつける場面も見られた。
 保健師は、健康状態が回復するまで、母子ともに入所し、保護と自立のための支援を受けることのできる施設( 1 )を利用することを勧めたが、Kさん本人が「施設に入ったら、母親から馬鹿にされる。母親を見返したい。」( 2 )と、アパートでの生活に固執した。保健師は、不適切な養育がエスカレートする可能性を危惧し、関係機関や関係者によって構成される組織( 3 )でケース検討会議を開催することを調整機関に対して提案した。

問題 17.

 下線部( 1 )の母子ともに入所し、保護と自立のための支援を受けることのできる施設として最も適切なものを一つ選びなさい。

1 母子福祉センター
2 母子生活支援施設
3 助産施設
4 母子健康センター
5 児童家庭支援センター

1   2   3   4   5  

問題 18.

 下線部( 2 )の「施設に入ったら、母親から馬鹿にされる。母親を見返したい。」に対して、保健師がとるべき応答として、最も適切なものを一つ選びなさい。

1 「自分の子どもを愛していない親なんているはずがない。」と、保健師の個人的考えを伝え、Kさんの考えが間違っていることを認めさせる。

2 「施設に入ることが、何か、母親失格であるかのように思えるんですね。」と、母親が感じていることをそのまま言語化する。

3 「子どものことをちゃんと考えてもらえませんかね。」と、子どものことを考えて行動するように助言する。

4 「その施設に入っている人たちは、みんな自分の母親を見返したいと思っているの。」と、入所する方向へ話を展開させる。

5 Kさんの発言があまりに現実離れしているので、「じゃあ施設の説明をするね。」と、保健師の提案に沿った話を続ける。

1   2   3   4   5  

問題 19.

 下線部( 3 )に相当する、「児童福祉法」第25条の2に規定される組織として正しいものを一つ選びなさい。

1 母子寡婦福祉協議会
2 民生児童委員会
3 児童福祉協議会
4 社会福祉協議会
5 要保護児童対策地域協議会

1   2   3   4   5  

問題 20.

 次の文は、Kさんとその子どもへの支援に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 障害児福祉手当を支給する。

B ひとり親家庭としての自立に必要な情報を確保したりするため、母子自立支援員を支援チームの一員としていくことを検討する。

C 児童委員に、家庭の状況についての見守りを依頼する。

D 児童扶養手当の支給を検討する。

(組み合わせ)
  A  B  C  D
1 ○ ○ ○ ×
2 ○ ○ × ○
3 × ○ ○ ○
4 × × ○ ×
5 × × × ×

1   2   3   4   5  

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結果: